ヴィクトリアン 象牙 薔薇 ブローチ [52-16-6]

ヴィクトリアン 象牙 薔薇 ブローチ [52-16-6]

商品詳細

品 番
52-16-6
年 代
c.1880年  後期ヴィクトリアン
生産国
イギリス
素 材
象牙、メタル
寸 法
縦:52.5mm、横:52mm、高さ:23mm
ひと言
そこには存在しない筈の、花弁を転がる朝露、透明感のある芳香・・・瑞々しい薔薇の気配を感じさせます。
花弁1枚1枚には、生きる源を隅々まで伝える筋が見受けられ、開き加減、反り加減が、ドラマティックに生命感を物語ります。
立体的な花の中心部分を覗き込んだ時の、螺旋に引き込まれんばかりの陶酔感と、胸の高鳴りは、誰にも秘密。
花弁の下に潜む蕾、葉や茎は、細密に彫刻され、鋏で切り取った切断面からは、青々した香りの幻が聞こえます。

象牙の彫刻は、遺跡からの発掘により、太古の昔から作られていた事が伺えます。
エジプト、ギリシャ、ローマを初めとする文明を通じて、各時代で、象牙は、珍重されて来た様です。
ヴィクトリア時代に入り、象牙は、ロマン主義的嗜好や、無色のジュエリーの流行に伴い、大流行したそうです。
自然、特に、植物のモチーフが好まれ、ヴィクトリア時代を通じて、身に着けられました。