ヴィクトリアン ローズカット ダイヤ ピアス<鑑別書付> [SC2-242]

ヴィクトリアン ローズカット ダイヤ ピアス<鑑別書付> [SC2-242]

販売価格: 230,000円(税別)

(税込: 253,000円)

商品詳細

品 番
SC2-242
年 代
19世紀末  ヴィクトリアン
製作国
イギリス
素 材
ダイアモンド(直径:3〜3.5mm)16石、18金、シルバーギルト(装飾部分)       ※鑑別書付
寸 法
長さ:27.5mm       装飾部分 縦:24mm、横:13.5mm
ひと言

大変にレアな、ダイヤピアスです。
流れ星や、草花を連想させる、生き生きとしたデザインで、ダイヤの神々しさを、軽やかに表現しております。
若々しく、美しい雰囲気です。

19世紀末、後期ヴィクトリアンでは、ダイヤやパールなど、無色の宝石が流行し始めたそうで、それに伴い、装飾的にコントラストが目立たないシルバーの人気も高まったそうです。
デザイン的には自然主義的モチーフが好まれ、“ダイヤモンド スター”という星型にダイヤを組み合わせたデザインは人気を博したそうです。
当ピアスは、立体的な造作で、流れ星だとすると、尾っぽ、箒に当たる部分が、絶妙に湾曲し、固定されているので、瞬く間に消え行く流れ星の特徴を感じさせます。
先端の星は、可動式ですので、揺れ、常に、きらきらと煌きを振り撒きます。
流れ星の特徴、軽やかさや若々しさを感じさせる仕上がりは、地金の色味によって齎されていることも言えます。
地金の色味が、青味系の爽やかな、明るいゴールドです。
音でしたら、“高音域”、華やかな“コロラチューラ”を連想致します。
これは、シルバーギルト(silver gilt)、別称ヴェルメイユ(Vermeil)という、純銀に金を貼り付ける加工技術により、“光の色”と表現したくなる色味に仕上がっているためです。

拡大写真をご覧戴くとローズカットがよく観察できますが、なるほど、薔薇の蕾の様な尖った六角錐の形をしております。
底部は、平らで、ブリリアントカットを見慣れていると、上下逆さに着いている様な不思議な感覚を受けます。
また、底面が平面なため、鏡の様な、シャープな金属質の輝きを見て取る事が出来ます。
静かに、強く、多くの方を虜にしてしまう、魔性のカットです。 
ローズカットは、17世紀頃開発され、18世紀に、ブリリアントカットの原型:オールドヨーロピアンカットの出現により、徐々に主流を外れていったと言われております。

当ピアスは、石、デザイン、色と、三位一体で、目立つダイヤを着けているのに、不思議と、軽やかで、若々しく、美しい印象です。

『宝石鑑別書』には、下記事項が明記されております。
○鑑別結果  鉱物名:天然ダイヤモンド
○外観特徴  透明・無色
○形   状  ローズカット 8個/8個  フックピアス