ミリアム ハスケル ピンブローチ [48-15-3]

ミリアム ハスケル ピンブローチ [48-15-3]

商品詳細

 

品 番
48-15-3
年 代
c.1950年
生産国
アメリカ合衆国
生産者
ミリアム ハスケル  Miriam Haskell
素 材
フェイクパール、ラインストーン、ゴールドメタル
寸 法
縦:2.5cm、横:7.2cm
ひと言

アメリカン・コスチュームジュエリーの女王と呼ばれるミリアム ハスケルですが、そもそもその意識の高さが、女王と呼ばれるに相応しい卓越した数々の作品を世に送り出させたのでしょうか。
一貫して、「本物以上に最高のジュエリー」を追求し、「コスチュームジュエリーは模造品を使用した物」という認識を変え、貴重なジュエリーとして捉えていた様です。 
コスチュームジュエリーに対する並々ならぬ愛情が、素材の仕入れや、加工方法の追求、パーツを接着剤を用いず細いワイヤーで留める方法、そのワイヤーワークを美的にそっと隠すためにもう1枚プレートを貼る・・・等の工夫へと駆り立てた様に感じます。

当初、フェイクパールは、ガラスの産地:ボヘミアやヴェネチアで、ガラスの核に、魚の鱗(エッセンス・ド・オリエント)から採取する箔の粉末をペースト状に溶かしたものを幾重にも塗りつけ、作られていた様ですが、ハスケルは、1950年前後より、なんと、大阪等のガラス工場で作られた日本製のものを多用した様です。 
Made In Japanの品質の高さに、いち早く目を付けるとは、さすが、ハスケルです。 
思わず、嬉しくなってしまいます。 

草花に護られた宝の様なデザインです。
青味を帯びた大粒のパールと、黄味を帯びた小粒のパールの色合わせは、正に妙技。
留め金部分の不揃いな花弁を持つ花や、揺れるパールが、可憐です。
留め金は、この小さな花の横にある、輪部分を指で挟み、引張ると、外れます。
2粒のちいさなラインストーンが、明るい煌きを添えております。

「実際に着けてみると、女性が美しく見えるように計算し尽くされて作られている」とは本当だ、とつくづく実感致します。