イタリア 珊瑚 ピアス [46-3-4]

商品詳細

 

品 番
46-3-4
年 代
19世紀末
生産国
イタリア
素 材
コーラル(珊瑚)、18金
寸 法
直径:24mm、厚味:8.5mm、珊瑚1粒直径 8.5mm、ポスト長さ:14mm
ひと言

モダンで、若々しいデザインの、コーラルピアス(イヤリングに変更可能なデザインです。)です。
19世紀には、地中海産珊瑚を使った装飾品が数多くイタリアに於いて製作され、大変に人気があったようです。
当時から独自の感性を感じさせる、素敵なデザインのものばかりです。
肌馴染みの良い、やさしくナチュラルな色合いで、あたたか味があり、体の一部かの様に感じさせます。
ドロップの様に、つやつやしており、とろ〜りとろけそうな雰囲気です。

作家の故藤原審爾氏は、『あきらかに宝石の美しさと違い、生きものの感じ、さらに言えば、生きものでありながら、生きものの美しさを超えた美しさであって、深く、全身を揺さぶってくる。』と珊瑚を絶妙に表現されています。

珊瑚は、イソギンチャクの仲間「珊瑚虫」の骨殻が、長い年月を経る事で出来上がる、文字どおり海からの贈りものです。

故藤原審爾氏の表現された感覚は、古くから、世界各地で、共通の感覚として受け止められて来た様に思います。
日本では、『海の植物が空気に触れて宝石となった』と言われ、童話の桃太郎が鬼退治の戦利品として獲得した財宝:金銀“珊瑚”綾錦(きんぎんさんごあやにしき)のひとつです。
キリスト教に於いては、邪眼からの護符であり、それ故、子供の首に掛けられる習慣があるそうです。
幼子イエスの首に珊瑚が描かれている場合は、悪魔封じを意味するとのことです。
中世ヨーロッパでは、悪霊を撃退し、ものごとの始まりと終わりを守護する幸福の石と信じられていました。
ネイティブアメリカンは、赤い色合いのコーラルには、生命エネルギーを強めるものとして、好んでいた様です。

確かに、身に着けると、生命力が湧き上がる様な感じが致します。
お顔周りに着けるだけで、途端に、血色が良く、生き生きとした顔色に見せてくれます。