トリファリ 蜂 ブローチ [SC2-188]

商品詳細

 

品 番
SC2-188
年 代
c.1950年
生産国
アメリカ合衆国
生産者
トリファリ  Trifari
素 材
ガラス、ラインストーン、トリファニウム(独自のゴールドメタル)
寸 法
縦:6.5mm、横:3.4mm
ひと言

トリファリの歴史は、1800年代中期、イタリアはナポリのルイジ トリファリ(Luigi Trifari)の小さな工房から始まりました。
孫のグスタフォ トリファリ(Gustavo Trifari)は、1904年にアメリカへ移住する前に、多くを学んだことでしょう。
グスタフォは、デザイナーとして、ニューヨークのWeinbergやSudzenで働いた後、1910年、伯父のルドヴィコ トリファリ(Ludovico Trifari)と“Trifari&Trifari”を、1918年、レオ クラスマン(Leo Krussman)がセールスとして加わり、“Trifari and Krussman Company”を設立し、アメリカに於けるヨーロッパスタイルを築き上げて行きました。
1930年には、カルティエや、ヴァン クリフ&アペールトップデザイナーとして活躍していたアルフレッド フィリペが加わったことからも、同社の美意識を感じ取る事が出来ます。
当時、アイゼンハワー大統領夫人がトリファリを好んで身に着けたことも、大きな影響を与えた一因と言えましょう。

蜜蜂の紋章と申しますと、フランスでは、ナポレオン1世やその御用達ジュエラー:ショーメ、イタリアでは、法王ウルバーノ8世やバルベリーニ家を思い浮かべます。
ヨーロッパでは、繁栄や豊穣、調和や勤勉の象徴とされている蜜蜂ですが、古代エジプトでは、王室のシンボルであった事等から、大きな権力や集合体を牛耳る人には、強く惹かれるものがあった様に感じます。

このトリファリの蜜蜂は、立体的に角度を変え、細いラインの無数に入った羽が、薄く透き通った羽根を上手く表現しております。
光が当る面と、当たらない面、また、その光の当り具合の変化が、羽の動きを想わせます。
ピンクやグリーンの光がフェイクマザーオブパールを滑らかに走り、ラインストーンがクールな印象を与えます。
アクセントの赤い目が、印象的です。