アンシェンヌ メゾン ジェラール 双耳深皿 オーバル [48-4-3]

アンシェンヌ メゾン ジェラール 双耳深皿 オーバル [48-4-3]

商品詳細

品 番
48-4-3
年 代
c.1880年  ナポレオンIII
生産国
フランス
生産者
アンシェンヌ メゾン ジェラール  ancienne Maison Gerard
素 材
磁器
寸 法
縦:19.5cm、横:26.5cm、高さ:4.8cm
ひと言
ancienne Maizon Gerardは、リモージュにて1798年創業のテーブル磁器メーカーです。

思わず息を呑む美しさです。
「蒔絵」を連想致しました。
当時のフランス人が、如何に日本美術を好み、影響を受け、誇り高き自国の文化に取り入れ、新たな美を完成させたか、という事を感じさせるものがございます。

「金色」と一言では表現し尽くせない、色味(鮮やか、落ち着いた)や質感(シャイニー、マット)の異なる様々な金色を巧みに使い分けております。
生き生きと、繊細に描かれた草花を観察してみますと、
瑞々しい花弁には、雄蕊・雌蕊が盛り上がり、艶かしい曲線を描く茎の先には、生き生きとした葉脈の葉が見受けられます。
妖艶な花は、白い可憐な小花に点々々と包まれております。

背景は、ガラス質の釉薬を使い、透明感のある青で、光の加減によって、全く異なる表情を見せます。
内側の白い部分も、「牛乳かん」や「杏仁豆腐」の様な、ミルクガラスの雰囲気を持つ釉薬が使われております。

中心部分には、繊細なレースの様な美しい模様が入り、全体の雰囲気を纏めております。
縁周りは、マットゴールドで、リボン付き「籐バスケット」を表現している様で、ポコポコと独特の立体感まで有り、牧歌的な親しみやすさを感じさせます。

本来、チャイナキャビネットの飾り皿ですので、揃えて飾られますと、光り輝く美しさで、お部屋全体を包んでくれるものと存じます。