ナポレオンIII ハードストーン カメオ リング [46-1-3]

ナポレオンIII ハードストーン カメオ リング [46-1-3]

商品詳細

品 番
46-1-3
年 代
c.1870年  ナポレオンIII
生産国
フランス
素 材
アゲート(瑪瑙)、18金
寸 法
リングサイズ:11.5号(サイズ調整可能なデザインです。)
  縦:20mm、横:16mm、高さ:6mm
ひと言
濡れた様に艶めく、半透明、アプリコットカラーのアゲートは、若々しく、軽やかなイメージです。
指にしっとりと一体化し、明るい美しさを感じさせます。

カメオと言うと、兎角、重厚感のあるイメージですが、当カメオは、地色の色味や透け感のみならず、“リング”であるということで、手の動きに合わせて、“軽やかに舞う少女”のイメージです。
実際、風に靡く後れ毛が、初々しさを感じさせる、少女の横顔が彫刻されております。
高度な技術で刻まれた線は、鮮明で、美しい流れを持っており、少女の表情や、髪のカール等に息吹を感じます。

石の彫刻技術は、古代に発達し、エジプトやギリシャからローマへと広まりました。
カメオとしての彫刻技術の元祖は、古代エジプトで神聖なスカラベを彫刻した手法に迄遡ります。

アゲートのインクルージョンの入った層と、半透明な層を利用し、彫り上げたものが、当リングの様なハードストーンカメオです。
アゲートによるカメオは、魔除けの象徴として、好んで用いられました。
因みに、アゲートは別名『真実の石』と呼ばれ、安産・健康・長寿・富貴のお守りにもされる様です。

カメオは、流行が盛んとなる18世紀から19世紀初期は、ゼウスやヘラクレス等英雄的・男性的なモチーフが多く、19世紀中期から後期は、ヴィクトリア女王即位の影響と言われるように、ギリシャ神話、妖精等優美で女性的なモチーフが好まれた様です。