ナポレオンIII 扇子 ベリー摘み オリジナルケース入り [47-23]

ナポレオンIII 扇子 ベリー摘み オリジナルケース入り [47-23]

商品詳細

品 番
47-23
年 代
19世紀末  ナポレオンIII
製作国
フランス
製作者
Remond(表面にサインあり。)
素 材
ボーン、シルク、マザーオブパール、真鍮
寸 法
扇子   親骨長さ(閉じた状態):21.7cm、幅(広げた状態):40.8cm
房     長さ:27cm
ケース  縦:2.6〜3.6cm、横:23.5cm、高さ:4.7cm
ひと言
上品な花模様のファブリックの箱を開けると、金色の輝きが現れます。
心踊る瞬間です。
親骨の表裏両面に、それぞれ異なる、魅力的な文様が彫刻され、金彩が施されております。
彫刻は、様々なモチーフが複雑に絡むもので、思わず、固唾を飲んで、凝視してしまいます。
扇子を開きますと、中骨は、1つおきに同じ文様が彫刻されております。
親骨と中骨の、統一感ある文様は、この扇子全体の雰囲気を作り出しております。
要には、マザーオブパールが、やさしい輝きを添えます。

扇面には、水辺のベリー摘みの、ほのぼのとした光景が描かれております。
沢山のベリーを得意気に差し出す女中さん、『どれどれ・・・』ベリーに視線釘付けのご婦人、その様子を愉快そうに眺める紳士。
表情豊かに語る人物を見るに付け、愉しい仲間に入れて貰った様な気持ちが致します。
鮮やかで美しい色彩の衣服が、質感や動きまで感じさせます。
わんちゃんも、お利口さんで側に座っております。

卓越した風景の描写は、清々しい緑の香りすら感じさせます。
睡蓮の咲く水色の池には、爽やかな風が吹き、水草が揺れております。
茂る草木も生き生きと描かれ、遠くには家屋が見え隠れしております。

愉しい光景を、しあわせの1コマとして包んでいる金彩文様もまた、あたたか味を帯びた美しいものです。