ロイヤル ドルトン Goody Two Shoes [51-16-1]

商品詳細

品 番
51-16-1
年 代
1955-1959年(バックスタンプ脇に小数字が無いことと、手書きHN2037より推察。)
生産国
イギリス
生産者
ロイヤル ドルトン  Royal Doulton    デザイナー:Leslie Harradine
素 材
ボーン チャイナ
寸 法
縦:8cm、横:9cm、高さ:13cm
ひと言

1765年にロンドンで出版された“The History of Little Goody Two-Shoes”という童話の主人公Margery Meanwellのあだ名が“Goody Two-Shoes”だそうです。
話の内容は、靴を片一方しか持っていない孤児の少女が、お金持ちに靴を貰い、あまりの嬉しさに“two shoes”を持っていると皆に言って回ったので、このあだ名がついたそうです。
その少女は、後に教師となって、裕福な寡夫と結婚した、というシンデレラストーリーです。

どうりで、ドレスをたくし上げ、バックルの付きの可愛らしい靴を、誇らしげに眺めている訳です。

ドレスの膨らみは、布の質感を伝えます。
大部分を占めるやさしくスモーキーなレッドは、段々とピンクになって参ります。
袖や、コルセットの紐は、濃淡2色のブルーが使われております。
ボンネの紐は、ピンクとロイヤルブルーの2色で彩色され、全体の印象に貢献しております。
見事な刷毛使いで、単に色を載せているのみならず、刷毛の向きで、軽やかな布の様子を演出しております。

小さめサイズで、どこに置いても微笑ましいです。

言わずと知れたロイヤルドルトンは、1815年John Doulton、Martha Jones、John Wattsの共同経営で、ストーンウェア(炻器)製造工場として、ロンドンにて創業しました。
当初は、衛生用品等を造っていたそうです。
Doultonのに社名変更したのは、1853年です。
子息Henry Doultonの代になり、大きく社会貢献した事を評価され、1887年、ヴィクトリア女王よりナイト(Knight)、1901年エドワード7世より、ロイヤル(Royal)の称号を与えられた事により、Royal Doultonと称するに至ったそうです。