品 番 | SC2-532 |
年 代 | 明治時代 |
製作国 | 日本 |
製作者 | 神戸山手 寺岡(?) |
素 材 | 磁器 |
寸 法 | ティーカップ 直径:10.2cm、カップ縁〜ハンドル端:12.5cm、高さ:5cm × 2客 ソーサー 直径:14cm、高さ:2.4cm × 2枚 |
ひと言 | 明治時代、欧州輸出用に神戸の山手で製作された卵殻焼(卵殻手、エッグ・シェル)です。 卵殻焼は、江戸時代から明治時代に掛けて、ヨーロッパで高品質故大絶賛された最高級の貿易品で、万国博覧会にも数多く出品されました。 花咲く里には鳥が舞い、松の下で微笑ましいやりとりをしているふたり。 「あっち」と指差したり、黄色い蝶々2頭を扇子でふわふわ扇いでいます。 神々しい霊峰富士が、全てをやさしく見守っています。 洒落た字体のイニシャル入りです。 縁周りには、凝った装飾が施され、高級かつ重厚な雰囲気です。 一筆一筆繊細に描かれた、日本人の心のふる里は、透き通る様な薄さの卵殻焼に描かれているからこそ、春霞や空気までも目に映ります。 ソーサー1枚に、目立たなく使用に差し支えない程度のヘアラインが入っております。 |