真の“ファンタジスタ”やぁ!!

最近、20時迄開館する曜日が設けられる美術館・博物館が、多くなり、便利になりましたね(*'v`b)b♪

過日、一番大好きな陶工「没後100年 宮川香山展」を観に行って参りました!

サントリー美術館での会期は終了致しましたが、大阪市立東洋陶磁美術館(4月29日-7月31日)、瀬戸市美術館(10月1日-11月27日)へ巡回するそうですので、皆様に、お伝えせねば!との使命感を感じ、筆を執りました。

良く分かる説明は、学芸員さんにお任せ↓_〆(´з`*)
サントリー美術館 展示構成:http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2016_1/display.html

余談ですが、サントリー美術館に行く際、必ず、スマホで割引画面を提示し、100円引きで入館致します。
着物でいらしても、やはり、100円引きになります。ぜひ!

この展覧会の副題は、『欧米を感嘆させた、明治陶芸の名手。』とあり、“名手”の上に、“ファンタジスタ”とふってございます^^
確かに、名手というよりは、ファンタジスタという表現の合う宮川香山先生です゚+。:.゚(*´艸`*)ン~

ですので、来場者はその世界に夢中になり、「ゴンっ!」「イタっ!」「つー・・・」“Ouch!(六本木という場所柄、外国人の割合が高い)”と、方々から聞こえ、展示品を囲うガラスには、顔の脂が・・・毎日掃除が大変そうでした(≡д≡)

わたくしも、長い睫毛がワシャワシャ当たり、ガラスに接近し過ぎている事に漸く気付く有様でございました(ノω≦)

で、どの様な作品かと申しますと、撮影可能なものがございましたので、ご覧下さいませ♪




これらは、「高浮彫」という技法で、文字通り、高く浮いた彫刻が付いているのですが、夢か、現か、分からなくなるドラマティックさで、人々がガラスで額を打つ程の引力を持っています。




宮川香山は、鳥獣戯画を想わせるユーモアと、小林一茶と重なる生き物への優しい眼差しを感じさせます。





また、絵付けも素晴らしいので、とくとご覧下さいませ!



ところがっ!磁器に着手すると、素材を生かした表現なのか、作りたいものが変わったのか、作風が変わり、「釉下彩」「釉彩」で、上品でエレガントなものが多くなります。
これぞ青磁というものから、アールヌーヴォーなものまで、磁器の質感を生かした、しとやかな美しさを感じさせるものが多く存じます。

書籍も、両方求めて良かったです!!



作品がパッと脳裏に甦り、これらは、わたくしの宝となりました゚+。:.゚(*p´∀`q*)゚.:。+゚

以前から行きたいと思っていた 宮川香山 眞葛ミュージアム http://kozan-makuzu.com/ へも、行かなくては!!