ヨーロピアン・モード

行き方を選択する際、“乗換の有無”を最も重視するわたくしは、自由が丘から座ったまま新宿3丁目へ・・・そして、JR山手線利用よりも若干長めに散歩して、辿り着きました!

文化学園服飾博物館 http://museum.bunka.ac.jp/


文化学園大学、文化服装学院と同じ、学校法人文化学園の運営する服飾専門の博物館です。


文化服装学院に行った友人や、叔母(まめ妹)を見ていると、本当に、基礎から勉強をした人というのは、全然違うな、と常々感じます。


文化学園服飾博物館の展示は、他の歴史・文化的なアプローチの服装の展示とは違い、服飾専門のアプローチなので、無駄を省いた説明書きすら的を射ており、最も興味深く、好ましく感じました!
矢鱈に陳列物がぞろぞろ並び、長文の説明を縷々述べる様な事は全く無く、
さすが、学校だけあり、頭の中で、“立体的な理解”がし易く存じます。


最初は、まばらだった学生が、授業が終了したのか、気付くとわんさか満員となりました。

展示物を見て、学生が必死にメモを取り、口々に感想を述べるのですが、その内容は、専門的な切り口で、知的です。
この点も、通常の美術館・博物館と違い、勉強になり、楽しいです。

かく言うわたくし、ブラック総レースのワンピースにオープントウのエナメルハイヒールにも関らず、首筋の冷房避けに、ひょいっと蝉の羽よろしく薄手の綿のボンネ(仏製アンティーク)を首に掛けるという出で立ち。


なんとも、格の合わないものを一緒に身に付け、おかしな格好で出掛けましたので、学生にそれがばれるのではないかと、ひやひや致しましたヾ(;´▽`A``

後からは、「船、頭に乗っけてた時代有ったよね~」「ああ、ロココ?」とか聞こえて来ますから・・・

夏も近づき、残りのヴィンテージレース生地でブラウスを作ろうかと思っていた矢先ですので、ここぞとばかりに、デザインの案を仕入れます∠(*^ー^*)o!!


特に“ルダンゴト(c.1815年)”の背面は、大変参考になりました♪
サイズ35.5、足幅Bしかなく、「貴族の足」と揶揄されるわたくしにも履けそう、かつ、画期的デザインのブーツも発見致しました♪


こちらの展示方法の多くは、鏡の前にドレスを置いてあるので、正面・背面を一遍に観察し、ぐるりと1周するよりも、一見して把握出来、印象に残り易いです。

また、その鏡に凹凸が有るのか、照明が気の利いたものなのか、鏡に映る自分がモニカ・ベルッチに見え(ほ、本当ですよ~o(´^`;;)o )、何回もガラスにへばり付いて見直してしまう程、嘘でも気分の良いものでした?!♪♪\(^ω^\)( /^ω^)/♪♪

「Yves Saint Laurent SEIBU TOKYO」という、西武百貨店がオートクチュールのライセンス契約を締結直後、1960年代のタグも目にし、なんだか嬉しくなってしまいました。

今後の展示も、大いに期待出来そうです↓


当店にも、また新しいヨーロピアン・モードのお嬢さんが入って参りましたヽ(‘ ∇‘ )ノ


近々にご紹介申し上げます。