美を結ぶ。ひらく。 続 浮世絵

7.五雲亭貞秀 「浪速天満祭」 あっ!花火!犇めく屋形船!両国夕すずみと違うのは、高い視点と立体感、伊(生)駒山やクラカリ(暗)峠といった興味深い地形です。



8.五雲亭貞秀 「横浜異人商館座敷之図」 中国人含む外国人と日本人の差は、毛髪の色が白いか黒いかで表わしている様です。



9.作者不詳の様ですが、「東京名所浅草公園観音真景」 先ず、この赤の色味に圧倒されました!当時目新しい舶来の赤なのでしょうか。そして、浅草神社の向こうに見える山は、どこだろうかとわくわく致します。



10.小林清親 「柳原夜雨」 道路に映る光に目を細める。雨の香りまでも感じます。光線画と呼ばれる意味が分かります。



11.小林清親 「小梅曳舟通雪景」 雪の朝だからこそ人と人の間のあたたかい通い合いを感じます。



12.井上安治 「東京真画名所図鑑 駿河町夜景」 満月と街灯の光が、闇夜を淡く照らし出し、影に生命感を与えています。



13.井上安治 「磐梯山噴火の図」 劇画タッチの大迫力で、状況描写の記述も興味深いです。