勝手にoverdose?! 2

事の発端は「健康診断」でした。

今迄方々で健診時、肺のレントゲンを見て「病気が自然治癒した痕跡がある」と言われていた箇所がございました。


昨年度分より、一ヶ所で全ての検査が出来て楽、という理由により、1回行った事のある総合病院にて健診を受けることに致しました。

この1回行った事というのは、バイク(中免時)で雨の中走行中、急制動でスリップしたのですが、雨粒で視界が悪かったためシールドを開けており、右頬を擦ったままジャーっとスリップ。
止まった途端に、跳ね起きて、路肩でバイクを瞬時に起こし、エンジンをブォーーーーンっと噴き上げ壊れていないことを確認。「エンジン壊れてなーい♪」
そして、連れて行かれたのがこの病院でした。

流血する右頬から押さえていたティッシュを外すと、「アーーーー@$#"×?!?!女の子なのにぃ~~~?!?!?」と還暦前のベテラン看護師が、どこから出しているのかと思う様な叫び声を上げ、職場放棄し走り去ったかと思うと、巨大な外科マスクを持って来て下さいました。
ガーゼを隠す用途なのでしょうが、かえって目立つのです^^
お気持ちが嬉しく、愛すべきお人柄に感謝申し上げました。
わたくしはと申しますと、「容姿で売っておりませんので」と平気なもので、脳のCTでも問題無く、数か月後に脳出血しないか再診の予約を入れ、(大型自動二輪免許取得が延期になった!)と悔やみながらも、意気揚々と帰宅致しました。
翌日、矢鱈と胸が痛く、起き上がろうとしてもコロンコロンと床に戻されてしまい、それがおかしくて、ゲラゲラ笑いが止まらなくなり、益々胸に響く・・・またその病院に行ったら、肋骨骨折してました!という、忘れもしないエピソードのある病院です。

この病院では、肺のレントゲンを見て、「本当に、“病気が自然治癒した痕”なのか、ちゃんと調べて見ましょう。」とかっこいい女医。

呼吸器→循環器




「肺動静脈・・・肺動静脈・・・・」「肺動静脈・・・」
「先生、“奇形”ですね?」とわたくし^^
「はいっ♪そうです♪」とお若い優しいお兄さん風の男性医師は、“奇形”という言葉が出せなかったのでした^^;

わたくしは、子供の頃から“畸形”“奇形”に憧れがあり、まるで江戸川乱歩の世界に誘われた様な誇らしさで、その響きに恍惚としておりました!

肺動静脈瘻/肺動静脈奇形(AVM) とは、肺の動脈と静脈が、本来介す筈の毛細血管を介さず、直結しているそうです。
先細りの毛細血管は、流れて行った血栓や細菌を止めて、脳には行かせないように防いでくれるそうですが、それがないと、ザルの様にすり抜けて大変危険とのこと。

勝手に調べたところ、診断後放置しておくと、5~6年で11%死ぬそうです。

一定以上の太さの血管は、使わないようにコイル詰めるのが一般的な処置法だそうです。

一番近い大学病院は・・・ということで、紹介状をご発行下さりました。