九州旅行記:大分~長崎

大分県日田市の下駄屋を訪れるに当たり、当然大分県で宿泊を検討したのですが、既に行った事のある場所ばかりで、それを除く九重や天ヶ瀬、竹田に絞ると、航空券+宿泊+レンタカーのパッケージツアーに全く選択肢が無く、こうなったら!“九州で行った事のないぽっかりと空白の場所”、かつ、“大分からその日のうちに行かれそうな場所”に選択肢を広げました。


結果、高速で、【雲仙】に行く事に致しましたp(´皿`q)=3
例の押戸石のお陰で時間が押し、下駄屋から宿に遅刻の連絡を入れておいたものの、高速では期限切れETCカードに手間取り、下道に下りた諫早市では大渋滞に巻き込まれ、雲仙に上がる真っ暗な細い山道はヘアピンカーブの連続でした。


集中力を最大限に高め、リズミカルに無駄なく山道を駆け上がりましたが、カーブしても、またカーブで、気が遠くなりました。
コーナーの攻めも我ながらキレがあると感心していたところ、なかなかどうして!トヨタ ヴィッツが大活躍してくれているという事に気付きました!
レーサー仕様を想わせる背中をぴったり包むシートで、首枕の必要も無く、ハンドルのアソビ+アクセル+ブレーキの加減が絶妙で、山道をBMWよろしくキビキビ走り、メルセデスさながらの地面に吸い付く安定感で、コーナリングも肩に力が入らず、素晴らしい!


島原半島は、本当に魅力のある場所で、2泊連泊で大正解でした。


旅気分を満喫するため、和室を取り、食事は部屋出しで、あ~これがやりたかったんだぁ~極楽極楽♪
かわいらしい仲居さんに、「お客様のお名前は、何て書くのですか?」と聞かれ、お互い人生初“円”一文字で“マドカ”と読み、“名付親はおばあちゃん”という方と感動・感激の対面を果たしました!
ここで思い出したのですが、名付親の祖母の薬科大学時代の親友も、長崎県出身で、長崎で薬局を営まれていました!ご縁を感じます(*'-'*)


=雲仙温泉の怪=
夜中に、ふんわり、しっとりとした柔肌の太腿が手に触れ、知らない女が布団に潜り込んで来たものと思い、「ぎゃーーーーーっ!!」と飛び起きました(゚ロ゚屮)屮
確認したところ、自分の脚でした((^┰^))ゞ
濃い硫黄泉、もわもわと硫黄を巻き上げ浸かったのですが、効果覿面で、アトピーだの酒さだの皮膚疾患がぴたりと治まり、ゾウやサイの皮膚の様な部分がいくら触ってみても無くなってしまったのです!


翌朝、無理なスケジュールと睡眠不足が祟ったのか、遂に高熱が出たのですが、親切なお宿の方が、旅行中の風邪薬を下さいました。
お代をお支払いしたいと申し出たのですが、首を立てに振らず、よくよく考えてみたら、(薬剤師免許がないと、売ってはいけないのか・・・)と恐縮致しました。
風邪でカフェインを欲していたのか、有料のコーヒーマシーンでガブガブ“エスプレッソのダブル”を飲みましたが、こちらも代金を納めさせて下さいませんでした。
それもこれも、大浴場のドライヤーがショートして使えなかった事や、換気扇が盛大に回り寒かった事で、ご迷惑をお掛けしたからという理由からでした。お心配りが、身に染みました。
日本で最初の国立公園雲仙にて百年以上の歴史(オールドノリタケのディナーセットの展示もございました)を持つ温泉宿ですが、ウリは何と申しましても、従業員の方のお人柄の良さです!!
人の情けに救われました(゜-Å)
思いがけず、心あたたまる、豊かな贈り物を賜りました。o.+゚。(′▽`o人)


有明(ユウメイ)ホテル http://www.yumei-hotel.co.jp/